くらしき総合福祉専門学校:かいごのごかい

“かいごの素朴なギモン”~Q&A

目 次 INDEX
Q1.介護職の待遇は悪い…って言われてるけど、実際はどうなの?
Q2.介護の職場って…よく辞める!?
Q3.介護の仕事はキツいし、ハードだし…大変な仕事だ!
Q4.そもそも 介護福祉士 ってどんな資格?



Q1. 介護職の待遇は悪い…って言われてるけど、実際はどうなの?

A. 介護福祉士は専門学校卒で大学卒並み (全国平均) の初任給です!

介護職の給与体系は資格の有無によって大きく異なります。
介護の職場では、求められるサービスの「質」が、年々、高まっており、無資格の方が就職してすぐに勤まる仕事ではなくなりました。そのため、介護福祉士取得者が正職員で採用されるのに対し、資格がない方はパート雇用が中心となっています。

しかし、公的機関やマスコミが公開する介護職の給与は、資格の有無にかかわらず「介護職員」という一つのカテゴリーにまとめ、それを平均値で現しますので、当然、低くみえてしまいます。これが「介護職の給与は安い」という主な原因になっているのです。

また、現在、多種多様な介護施設が存在し、施設を運営する法人の規模やその事業内容によっても、「介護職員」の待遇は異なってきています。

福祉施設の多くは、「介護」と「福祉」の豊かな知識と確かな技術を身に付けた人材を求めており、その指標として「介護福祉士」取得者を重視しています。専門学校等を卒業した介護福祉士取得者の初任給は総支給額で20万円を超える福祉施設が多くなりました。

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Q2.介護の職場って…よく辞める!?

A. 資格を持たない方が退職するケースは多いですが、
              介護福祉士取得者はぜんぜん辞めません。

一般的に「介護の職場はすぐ辞める」と言われていますが、これは介護福祉士を持たない方々のこと。
介護福祉士を持たずに就職した場合、多くの方は2年ほどで退職しています。

その理由は…

① 介護職は専門職であるため、技術や知識(資格)が無いと任さられる仕事や給与を始めとした待遇面に限界があること。
② 求められる仕事内容の知識と技術を自分自身で勉強しても、わからないことが多く、なかなか身に付かないこと。

③資格取得をめざそうにも、介護福祉士国家試験の受験は最短で入社4年目であり、また合格率も60%前後であることから、資格を得るためにはかなりの時間と労力がかってしまうこと。

…などがあげられます。


特に、これから介護施設へ就職する方は、450時間以上の養成課程(実務者研修)を修了することが受験資格の要件になってきます。また、その中には医療的ケアの科目も入ってることから、資格取得のハードルはますます高くなってきます。


逆に、養成校で介護福祉士を取得してきた介護職員は、根拠に基づく理論と実践を「講義と実習」でしっかりと学んでくるため、新入職員からスムースに対応でき、早くからステップアップの機会もたくさんあります。そのため給与も良く退職する人はほとんどいません。
勤務年数も10年、20年…と、とても長く勤める方々もたくさんいます。30歳代で福祉施設の施設長や管理者を任せられた人たちもめずらしくなくなりました。

ほかにも卒業と同時にいろんな資格が取れたり、介護実務5年でケアマネージャーを受験できたり、相談援助実務2年で短期養成課程(通信1年9ヶ月)で社会福祉士の受験資格が取得できたり、また、福祉系大学への3年次編入ができたり、同窓会で業界内の情報交換ができたり…と目に見えないメリットもたくさんあるのです。

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Q3.介護の仕事はキツいし、ハードだし…大変な仕事だ!

A.いいえ、とても“やりがい”のある仕事です。
         逆に一般企業の方がハードかも…

介護の仕事というと、一日中「介護」をしているというイメージが強いですが、実際はそうではありません。
福祉の現場では、ご利用者に生活の豊かさを感じていただくことも大切な仕事です。
例えば、夏祭りや秋祭り、クリスマス会やお花見…といった季節を感じていただく行事をはじめ、将棋やオセロといったテーブルゲーム、書道教室にカラオケ…などの利用者自身の趣味や特技を活かしたアクティビティを日々おこなっています。つまり、状況に応じた「介護の仕事」と、生きがい生活を創造していただく「福祉の仕事」から成り立っているのです。

また、社会福祉法人等が運営する事業所の介護職には、残業やノルマはなく、プライベートな時間を十分持てる職種です。一見、華やかそうに見える一般企業での仕事の方が、実は身体的にも精神的にもはるかにキツい仕事なのかも知れません。

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Q4.そもそも介護福祉士ってどんな資格?

A. 介護福祉士は生活支援の専門家です。


「介護福祉士(Care Worker)」は「介護」の知識と技術をもった専門家であると同時に、一人ひとりの生活を豊かにする「福祉」の専門家です。つまり「生活支援のため」という視点のもとに、理論と実践の融合を図る福祉系の国家資格です。

一般的に「医療系の資格で、身体介護だけおこなう簡単な資格…」と誤解されますが、決してそうではありません。

介護福祉士は、1987年5月、我が国の福祉分野における初の国家資格として誕生しました。

当時の厚生省は、ドイツの「老人介護士」を見本に、他の諸外国で半年程度で取得できる介護系の資格「Care Giver(介護士)」と、ソーシャルワーカー (Social Worker)の理念と技術をあわせ持った日本独自の資格として「介護(care)ができるソーシャルワーカー」という概念を示しました。

当初、資格取得のための要件を「養成課程3年+国家試験の合格」で実施する考えもありましたが、早すぎた時代背景と資格者を増加させる目的で、「養成課程2年以上(国家試験免除)」、もしくは、「介護職の実務経験3年以上+国家試験の合格」として成立させました。

2007年、法改正によりカリキュラムが全面改正されると、目標とする介護福祉士像は「生活支援者として、福祉・介護・医療の知識と技術の基本をおさえ、人間の尊厳と自立・自律をもとに介護過程の展開(ケアプラン)が実践できる介護福祉士」となり、介護が必要な生活全般の支援者としての資格の色彩がより濃くなりました。

同時に、養成課程修了者には国家試験の受験を義務化実務経験者には半年以上の養成課程(実務者研修)の修了を義務化し、介護福祉士のさらなる質的向上を目指すことになりました。

また、介護福祉士取得後、1年程度の養成課程で取得できる「認定介護福祉士(仮称)」の創設も検討されることになりました。

2011年6月、たん吸引など生活支援にかかる医療行為が医師や看護師などの医療系の資格以外で初めて認められ、今後ますます社会から期待されている福祉系の国家資格となりました。

介護福祉士は他の資格のように完全に完成した資格ではありません。常に「理想的な介護福祉士」を目標に発展し続けています。

10年後…20年後…介護福祉士の重要性はますます高くなっていることは確実です。

なお、介護・福祉系の資格を専門職として整備した国は、世界的に見ても、我が国とドイツなど数か国にしか存在しません。ドイツは公的介護保険を世界で最初に実施した国で、「老人介護士」は日本のケアマネージャーの役割も担っています。